カリキュラム

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概要

単位認定

 主に情報学群(情報科学類、情報メディア創成学類、知識情報・図書館学類)の3年次を対象とする組み込み技術キャンパスOJTは,ハードウェアとソフトウェアの2コースからなります.情報科学類(主専攻実験A・B)、情報メディア創成学類(情報メディア実験A・B)もしくは情報学群共通科目(体験型システム開発A・B)が取得できます。
(COVIT-19の影響で定員数が変更されることがあります。)

ハードウェアコース 春ABC・秋ABC 定員12名
ソフトウェアコース 春ABC・秋ABC 定員約12名

受講特典

受講期間中、受講者は学生証(ICカード)で入室登録され、提供される机・計算機・ソフトウェア等の環境を占有して利用できます。"orange"と"green"の2つのOJTルームは、個別空調、小型保冷庫、コーヒーメーカーが設置され、24時間快適に使用することができます。
(COVIT-19の影響で教室の利用に制限を行うことがあります。)

受講までの手続き

情報学群在学生は、前年度12月末までにスキル調査票を提出し、インストラクターの面接で早期選考が行われます。3年次編入生含めた在学生と情報学群以外の履修希望者は、4月に面接によって受講者を決定します。

ハードウェアコース

概要

 春学期は「映像信号の入出力」をテーマに、基本的なハードウェア記述言語の記述方法を学んだ後、ディスプレイに映像を出力するための表示回路と、カメラから映像を取り込むためのキャプチャ回路を構築し、基礎を固めます。秋学期は「グラフィックスLSIとSoC設計」をテーマに、映像信号の加工やテクスチャの描画を行うグラフィックスLSIの設計を行い、最終的にはそれらを用いて各自がオリジナルの組み込みシステムを提案し、プレゼンテーションを行うことで、実社会で通用する応用力を身につけます。

教育目標

アーケードゲーム・アミューズメントからFA・OA・車載・医療機器そしてIoTを支えるエッジデバイスなど多様な組み込み機器で使用される実時間映像処理用のシステムLSIの開発過程(回路設計、FPGA実装、CPUによる制御プログラミング、動作検証に関するスキルと知識)を、ハードウェアとソフトウェアの協調設計の観点から実践的実習を通じて教育します。

その他の内容

学期 曜日・時限 教室 インストラクタ 特別講義講演者
春・秋 水3・4,金5・6 3C203 "orange" 吉村勉, 小林優 挾間克樹、松浦一教
情報科学類
3主専攻実験A・B
情報メディア創成学類
情報メディア実験A・B
知識情報・図書館学類
体験型システム開発A・B
GB36403,GB36503,GB26403,
GB26503,GB46403,GB46503
GC41103,GC41203 GE40803, GE40903
       
教育用機材・ソフトウェア
ハードウェア Windows 7 PC, Xilinx社 Zynq-7000 All Programmable SoC ZC702 評価キット
実習用端末Windows7 PC(Core-i7)、 トリプル液晶ディスプレイ
実習用ボード[Xilinx社] Zynq-7000 All Programmable SoC ZC702評価キット1)
[Avant社] FMC HDMI&デュアルイメージセンサーカード
[Omnivision社] SXGA-15fpsカメラ
[Digilent社] ステレオ・オーディオ出力ボード等
LSI設計用EDAツール [Mentor Graphics社] Design Verification & Test (Vista™、 ReqTracer™、 Questa
Precision、 Synthesis、Leonardo Spectrum™ ASIC、 Tessent™、Silicon Test、 Questa Codelink、
SystemVision™、 Bridgepoint®)
[Xilinx社] Vivado Design Suite (IDE<統合設計環境>、 SDK<ソフトウェア開発キット>、
パーシャルリコンフィギュレーション、 Vivadoシミュレータ、 Vivadoロジックアナライザー、
VivadoシリアルI/Oアナライザー、 Vivado HLS<高位合成>、 System Generator for DSPTM)
その他ソフトウェア [Microsoft社] Visual Studio、Office(Word、 Excel、 Power Point等)、 Visio

ソフトウェアコース

概要

近年のプロダクトは、オープンソース等の利用により高度なものが容易に開発できるようになりましたが、技術力だけではなくビジネスサイドからの問題解決力が求められることが多くなりました。
本カリキュラムは単純に「技術を学ぶ」だけではなく「問題に向き合いながらつくる」をテーマに前半は、HTML5をベースとしたモダンなWebアプリケーションフレームワーク(React,Vueなど)を使っての実習から、最終的にはチームで企画・開発・発表を行い、企業で行う実務と同様な開発フローを行います。後半は、この発展型としてネットワークの可視化アプリケーションの開発を行い、具体的なソフトウェア開発と共にTCP/IPネットワークの基礎を学習します。

教育目標

問題を解決すること、それを技術で実現すること、そのためのコミュニケーションを上手に行うためには心身ともに健康であるべきという、ソフトウェアやプロダクトの開発現場には様々な課題があります。時には難しさに向き合い、時にはパートナーをたたえあうなど、学生の間にチーム開発で得た経験をもとに今後の将来に活かすためのOJTです。 開発プラットフォームはWebアプリケーションを基本とした春学期課程、実践的なアプリケーション開発の秋学期課程を通じ、ソフトウェア開発の将来像をしっかり捉え、自ら考え、行動する創造指向育成を目標に教育します。

その他の内容

学期 曜日・時限 教室 インストラクタ 特別講義講演者
春ABC・秋ABC 水3・4,金5・6 3C203 "green" 秋葉秀樹,佐野弘和 客野一樹、中村祐樹
情報科学類
3主専攻実験A・B
情報メディア創成学類
情報メディア実験A・B
知識情報・図書館学類
体験型システム開発A・B
GB36403,GB36503,GB26403,
GB26503,GB46403,GB46503
GC41103,GC41203 GE40803, GE40903
教育用機材・ソフトウェア
設備 プロジェクトに応じて必要なデバイス等を逐次提供
特記事項 「openfab 創房」のレーザー彫刻機,3Dプリンター等の機材は常に利用可能